「文春は必ず二の矢、三の矢がある」
「一回否定させて、次にそれをひっくり返す第二弾を出す」
最近、よくこう言われます。
例えば、「文春嫌い」を公言する橋下徹元大阪市長は、総務省幹部の違法接待報道について、「本当に週刊文春よくやってくれましたよ」と珍しく褒めた上で、「週刊文春のやり口の汚さってお見事ですよ。まず、ウソの答弁をさせておいて、そこで証拠を出して崩していくという。法廷ドラマを見ているみたいで感動しました」(TBS「グッとラック!」より)。
わかりやすいので、この総務省幹部の違法接待問題を例に振り返ってみます。
小誌は、2月4日発売号で菅首相の長男ら東北新社による違法接待を報じました。
ところが、総務省幹部は接待については認めたものの、「衛星放送など東北新社の業務に関係する話は出なかった」と国会で繰り返し答弁します。
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source : 週刊文春