第2回 「週刊文春」はネタを小出しにしてるって本当?

2021年4月2日配信分

「週刊文春」編集長

「文春は必ず二の矢、三の矢がある」

「一回否定させて、次にそれをひっくり返す第二弾を出す」

 最近、よくこう言われます。

 例えば、「文春嫌い」を公言する橋下徹元大阪市長は、総務省幹部の違法接待報道について、「本当に週刊文春よくやってくれましたよ」と珍しく褒めた上で、「週刊文春のやり口の汚さってお見事ですよ。まず、ウソの答弁をさせておいて、そこで証拠を出して崩していくという。法廷ドラマを見ているみたいで感動しました」(TBS「グッとラック!」より)。

 わかりやすいので、この総務省幹部の違法接待問題を例に振り返ってみます。

 小誌は、2月4日発売号で菅首相の長男ら東北新社による違法接待を報じました。

 ところが、総務省幹部は接待については認めたものの、「衛星放送など東北新社の業務に関係する話は出なかった」と国会で繰り返し答弁します。

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source : 週刊文春

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