「週刊文春はLINEのやり取り、全部見られるんですよね?」
こんなことを真顔で聞かれることがあります。最近、世間の人からは情報機関、いや、「闇の組織」と思われている節もあるようです。以前、ご説明した菅首相の長男らによる総務省幹部の接待音声を巡っては「もはや週刊誌ではない」とか「CIAか」などとも言われました。
そこで、今回は、「週刊文春」がいったいどんな組織なのかを紹介します。
「週刊文春」は3つの班に分かれています。
セクション班、グラビア班、特集班です。セクション班は、林真理子さんのエッセイ、阿川佐和子さんの対談など連載を担当します。実は、「週刊文春」でもっともページを作っているのは彼らです。デスクを含めて8人の班員がいます。
続いてグラビア班。7人で「原色美女図鑑」などのカラーグラビアとモノクログラビアの計32ページを担当します。
そして、特集班は、その週のニュースやスクープなど「特集記事」を書く記者集団です。5人のデスクが班を持ち、そこに6~7人の記者が所属します。3月末まで、記者はちょうど30人でしたが、4月1日から新入社員2人が加わり32人に増えました。これに、編集長の私と庶務担当が1人の合計54名で「週刊文春」編集部という組織になっています。
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source : 週刊文春