〈訪問先では非常に厳しい意見を言われ、胃の痛くなる精神的に辛い日々を過ごしていた〉

 

 とある裁判の資料に赤裸々に綴られた苦労の跡。この裁判、あの芸能事務所と無縁ではなく――。

 元ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏(58)が作家の早見和真氏に半生を語った『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)が7月18日に発売される。ジャニー喜多川氏によるタレントへの性加害問題に対処した当事者として真実を語るという触れ込みだ。

インタビュー本を刊行するジュリー氏

 発売に先立ち冒頭部分が出版社のHP上で公開されているが、

「わざわざジュリー氏と関係の深い小説家が聞き手になり、彼女の言い分が垂れ流されている。ジュリー氏がプロデュースした嵐のメンバーとの美談や、自分や娘がいかにつらい境遇だったかを縷々述べるばかりで、肝心の性加害問題について語る場面はまだ公開されていない」(社会部記者)

ジュリー氏に目をかけられた嵐

 性加害問題への対応に追われていたジュリー氏を語るにあたり、忘れてはならない人物がいる。

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source : 週刊文春 2025年6月26日号