「冗談やろ。喜久雄は部屋子やで。俊ぼんが筋やろ!」
「名前があるかで、何もかも違ってくんねん!」
歌舞伎の名門に生まれた1人息子の俊介(横浜流星)が、拾われてきた才ある部屋子の喜久雄(吉沢亮)にその地位を脅かされる……。大ヒット中の映画「国宝」で、寺島しのぶ(52)が演じたのが、血筋やしきたりを重んじ、苦悩する梨園の母・幸子だ。

「東宝は6月30日、『国宝』が公開24日で、観客動員231万人、興行収入32億円を超えたことを発表しました。今年、公開された実写の邦画では第1位。社会現象と呼んで差し支えないヒット作品です」(映画ライター)

「国宝」には実際の歌舞伎役者がほぼ出演しておらず、当初はフィクション感が出すぎる懸念もあった。
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source : 週刊文春 2025年7月10日号