<「文春砲」が昨夏から、中日ファン、いやプロ野球ファンの間で話題を呼んだ。>
1カ月前、朝日新聞デジタルに、こんな記事が掲載されました。2月末に終了した「週刊文春」のノンフィクション連載「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」のことです。雑誌の連載がまだ単行本になっていないにもかかわらず、新聞に取り上げられる。入社25年目の私にとって、初めてのことでした。
2003年10月、日刊スポーツで中日ドラゴンズを担当する記者だった鈴木忠平さんは、デスクからある指示を受けます。中日、巨人などを渡り歩いた落合博満の自宅に行ってこい。そして、この言葉を伝えてこい。
「落合さんが中日の監督になるという話を聞きました。それを書かせていただきます」
記事を出すという「通告」。鈴木さんは、記者の業界で言う「仁義を切る」の“伝書鳩”だったのです。これが、すべての始まりでした。
落合が監督に就任した中日は、8年間で一度もBクラスに落ちることなく、4度のリーグ優勝、1回の日本一を果たす黄金時代を迎えます。
チームだけではありません。仕事にやる気がわかない若手記者だった鈴木さんも落合と接することで、変わっていきました。
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source : 週刊文春