包み込むような眼差しを向けながら、原因不明の病に行き場を失った患者へ手を差し伸べる。NHK大河『どうする家康』での大殿ぶりから約1年半、TBS日曜劇場『19番目のカルテ』で主演復帰した松本潤(41)の、なぜだか優しい演技に注目が集まっている。

 

 富士屋カツヒト氏による漫画を原作とした同作は、総合病院に新設された総合診療科を舞台にしたヒューマン医療ドラマ。松本が演じる医師、徳重晃が問診を通して患者を救う様子が描かれている。松本の日曜劇場の主演は『99.9-刑事専門弁護士 SEASONⅡ』以来7年ぶり。それだけに込める思いも一入(ひとしお)のようだ。

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source : 週刊文春 2025年8月7日号