このたび、「ワークマン《女子媚び》やめた途端にV字回復」なる現代ビジネスのネット記事に煽られ、またも論争好きな男女が互いを攻め合っている。

 記事は、作業着専門店のワークマンが「ワークマン女子」という店舗を「Workman Colors」に変えた途端に業績が回復したという内容。

 これを受けた議論(?)を雑にまとめると――女曰く、ワークマンを好む女は作業着として機能的なまま女子向けにサイズ展開したものを求めているのに、「ワークマン女子」の商品は対象が女子だからとウエストをしぼったりデザインを変えたり、余計なことをしていた。きっと上層部の男たちが女の声を無視して「女はこんなものが好きなはず」と商品を作っていたに違いない。そのくせ、「女子媚び」をやめたら業績が上がったと、また問題が女のせいにされている。いつも女はこうして軽視される、と。

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source : 週刊文春 2025年9月11日号