この夏の参政党旋風の熱は未だに冷めない。外国人排斥を訴える声は拡大し、デモも起こった。一体、“日本人ファースト”とは何なのか。神谷宗幣氏の元側近から自民党議員、ポピュリズム研究者まで、徹底取材を敢行した。

 

▶︎元側近が語る神谷宗幣…中川昭一を尊敬、江戸の教育に憧れ

▶︎「犯罪増える」アフリカホームタウン誤報役場に抗議7000件

▶︎自民保守派連続直撃 稲田朋美、有村治子…「私たちの失敗」

▶︎ポピュリズム研究の世界的権威「欧米極右政党との共通点」

▶︎「手荷物検査」「撮影禁止」参政党の勉強会に潜入した!

 8月末、日曜日の夜8時過ぎにも関わらず、新浦安駅前のコンサートホールには、100人近い聴衆が詰めかけていた。これから開かれるのは、参政党の候補者募集説明会だ。先月、党員登録を済ませたばかりの男性は、「これからの時代、グローバリズムという巨大な敵と、どう戦うか見てみたい」と、期待に胸を膨らませる。

 参加者の中でひと際若い17歳の青年は「両親も党員。親に連れられて党の会に参加し始めた」と語る。

 この日の“主役”が姿を現すと、会場のボルテージは最高潮に達した。神谷宗幣代表(47)は、壇上で自身の経歴や党の理念を語り、軽口で会場の笑いを誘う。

「ありがたいことに支持率が高いんでね。私の10%発言でダウンするかもしれませんけど(笑)」

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 2

  • 15

  • 1

source : 週刊文春 2025年9月11日号