「絶対に名前を出さないと約束してくれるなら、お話ししてもいいですよ」

 

 首都圏の閑静な住宅街にある古びた一軒家のインターホンを押すと、玄関から出てきた男は少し驚いたような表情でこう呟いた。

 

 男は数年前に刑務所から出所してきた元教員で、男児に性的関心を持つ小児性愛者だ。

 

「家の中では話せないので、車に乗ってください」

 

 そう言って小誌記者を軽自動車の助手席へ座るよう促し、太い腕で車の鍵をシリンダーに差し込む。男がアクセルを踏み込むと、車はゆっくりと前に進み始めた。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル