9月27日、2年連続でのリーグ優勝を果たしたソフトバンク。就任2年目の小久保裕紀監督(53)は、史上4人目となる新人指揮官からの2連覇となった。

 就任1年目の昨季はシーズン91勝を挙げ、ぶっちぎりでゴールテープを切ったが、今季は違った。

「開幕直後から、近藤健介外野手(32)や柳田悠岐外野手(36)といった主力が次々と怪我で戦線離脱。4月終了時点で最下位に沈み、5月1日には最大借金7を抱えた。1、2番に野村勇内野手(28)や佐藤直樹外野手(27)を起用するなど若手を次々と抜擢しましたが、打開策を見出せずにいました」(球団OB)

 この間、小久保監督はある“葛藤”と闘っていたという。背景にあるのは、ソフトバンク特有の編成システムだ。

「本当に苦しいシーズンだった」と振り返った

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source : 週刊文春 2025年10月9日号