くしゃみに鼻水、目のかゆみ、咳や喘息……秋の花粉症は今まさにピークを迎えつつある。温暖化によりアレルゲンの雑草が旺盛に繁殖し、飛散期間も長引く見込みだ。アレルギー症状を抑える腸活&発汗法を伝授する。

「9月から11月にかけて、鼻水や目のかゆみなどのアレルギー症状、喉のイガイガ感、咳や喘息といった気道症状がある場合には、“秋の花粉症”を疑いましょう。春の花粉症より辛い症状を訴える人も多いため、対策が必要です」

 こう話すのは、内科・皮膚科医として日々診療にあたる「ひまわり医院」の伊藤大介院長だ。

伊藤氏

 花粉症患者は毎年増加し続けている。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会による鼻アレルギーの全国調査によると、花粉症の有病率は、約10年ごとにほぼ10%ずつ増加している。2019年の調査では42.5%にも達した。日本人の5人に2人が花粉症で苦しんでいる計算になる。

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source : 週刊文春 2025年10月9日号