「なかったことも証明するのが非常に難しいということで……」
 

 およそ200人の市民に向けてそう述べる小川晶・前橋市長(42)。果たして、会場に集まった市民の反応は? 前代未聞の“ラブホ釈明”集会を実況中継。

 だだっ広いイベントホールに並んだパイプ椅子にもたれかかり、“彼女”の登場を待つ市民たち。現れたのは、ジャケットにスカート、ストッキング姿の小川市長だ。マイクを握って登壇し、殊勝に語りだす。

小川市長の進退はどうなる

「本当にごめんなさい。人目につかず相談ができる場所としてホテルを提案されて、選んでしまった。誤解を招いて当然の行為であり、公人としての自覚を欠いた振る舞いだった。このような行為に及んだ自分を、本当に恥ずかしい、と……猛省しているところでございます」

 11月14、15日の2日にわたって前橋市内で開催された「公開対話集会」初日の冒頭だ。市長の希望を受け、地元ラジオ局「まえばしCITYエフエム」が主催し、参加者は各日200人弱(主催者発表)。見たところ高年の男性が最も多く6割ほど、ついで中高年の女性。若年層はわずかだ。

開催を告げる看板

 小川市長は「NEWSポストセブン」の9月下旬の報道を機に市職員との10回以上のラブホテル密会を認めつつ、これまで「男女関係はない」と説明してきた。今回は何を語るのか。

 だが、約30分間の市長の説明は従来通りで、思わず居眠りする参加者も数人。質疑応答に移ると、真っ先に手を挙げて最初に指名されたシニア男性が、目の覚める一言を放った。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

  • 月額プラン

    1カ月更新

    2,200円/月

    初回登録は初月300円

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

  • 3年プラン

    59,400円一括払い、3年更新

    1,650円/月

有料会員になると…

スクープを毎日配信!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

  • 1

  • 5

  • 1

source : 週刊文春 2025年11月27日号