米金融大手が、バーガーキングを買収する。バーガーキング日本事業を運営するビーケージャパンホールディングス(HD)を所有する香港の投資ファンドが11月18日、ゴールドマン・サックス(GS)に売却すると発表した。買収額は700億円規模とみられる。
バーガーキングは1993年に日本初上陸。だが業績が伸び悩み、2001年に撤退した経緯がある。
「07年に再上陸し、17年からビーケージャパンHD体制がスタートし、20年から連続で前年比増収率が3割以上に。今年10月末に300超だった店舗数を28年末までに600店へ倍増させる計画。売上高も現状の3倍超の1200億円規模に伸ばし、マクドナルドに次ぐ業界2位のモスバーガー超えを狙うとしています」(メガバンク幹部)
今回、買収を決断したのは、日本法人のGS証券社長の居松秀浩氏(54)だ。
「22年間社長を務めた持田昌典氏が23年末に退任。一時空席となっていたトップの座を昨年6月に引き継いだ」(同社関係者)
居松氏は彦根東高校から京都大工学部に進学。大学院で数理工学を専攻し、1996年にGS証券に入社した。高校の同級生で共に京大に進学した細野豪志衆院議員が、数学では「(居松氏には)絶対かなわんと思った」とSNSで語っていたほどの切れ者だ。
「持田氏は旧第一勧銀出身で、GS証券に転じ、投資銀行部門を強烈なバイタリティーで牽引。一方の居松氏は債券や為替、金利スワップなどトレーディング部門で頭角を現し、トップに上り詰めた」(前出・幹部)
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source : 週刊文春 2025年12月4日号






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