1回目の接種を終えた人が全人口の18%を超え、64歳以下の予約や職域接種が本格的にスタートした新型コロナワクチン。だが、副反応や死亡との因果関係をはじめ、不安を感じている人も少なくないはず。専門家たちの知見をもとに手続きや疑問を徹底解説する。
高齢者の47%が1回目の接種を終えた新型コロナワクチン。64歳以下にも接種券(クーポン券)が届き始め、6月21日から職場や大学で行われる職域接種も本格的にスタートした。どこで打つのがいいのか、副反応や接種後の過ごし方は――。これから打つ人も、1回目の接種を終えた人も、このマニュアルをもとに疑問や不安を解消していこう。
現状、日本では米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカの3社のコロナワクチンが承認されているが、実際に接種が行われているのはファイザー製とモデルナ製の2種だ。
2種類のワクチンの効果に違いがあるのか。
多摩ファミリークリニックの大橋博樹院長が語る。
「どちらもm(メッセンジャー)RNAワクチンという新しいタイプのワクチンです。効果において有意な違いはありません」
臨床実験ではファイザー製で95%、モデルナ製は94%の発症予防効果が確認された。また海外では実際に接種が始まっても90%以上の有効率で発症を抑えることが示されている。
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source : 週刊文春 2021年7月1日号