《宝島夫妻殺害事件》長女の内縁夫・関根誠端（32）を暴発させた上納金圧力と米国の次女

　河川敷に打ち棄てられた残り火燻る2つの遺体――東京・上野で幅をきかせる宝島夫妻が変わり果てた姿で見つかってから3週間が経った。これまで複数人が捕まった凶悪事件は、黒幕“義理の息子”の逮捕で終わるのか――。

▶︎契機は1月11日人事「長女を取締役から排除し次女を…」
▶︎青ポルシェ、全身刺青　内縁夫は英語ペラペラの当たり屋
▶︎指示役が3月に漏らした「4月末には大金が」
▶︎「脳腫瘍が…」内縁夫は成城マダムも騙していた！

「確信を持ってますよ。真犯人は関根です。恨み？　そんな単純な話じゃありませんよ」

　5月6日夜、都内。飲食店の個室で、その男、Ⅹ氏は記者に向けてそう言い放った。

　警視庁と栃木県警の合同捜査本部が関根誠(せい)端(は)容疑者（32）を逮捕したのは、ちょうどその頃だった。逮捕容疑は内縁の妻の父母である宝島龍太郎さん（55）、幸子さん（56）への死体損壊。

　栃木県那須町で燃え盛る2つの遺体が発見されて世間に衝撃を与えた事件の首謀者とみられる人物は、よりにもよって被害者の「息子」だったのだ。

　関根の逮捕が一斉に報じられると、X氏は重たい口を再び開いた。

初回登録は初月300円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版＋雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める！

source : 週刊文春 2024年5月16日号

次の記事に続く