北朝鮮は12月12日、ロシア南西部クルスク州での地雷除去の任務を終えて帰国した北朝鮮軍工兵連隊の歓迎式を行った。任務には1000人が派遣され、9人が死亡した。金正恩総書記は演説で「数年かかっても征服が困難だった広大な危険地帯が、わずか3カ月足らずで安全地帯に変貌するという奇跡が達成された」と称賛した。
そして正恩氏は車椅子に乗った負傷兵のほおをなでたり、死亡した兵士の遺影に献花したりしたのだ。

自衛隊の陸上総隊司令官を務めた髙田克樹元陸将は、すでに戦闘が終わった場所にもかかわらず、9人の死者を出したことについて「自衛隊なら絶対に許されない、あり得ないほど高い死傷率だ」と語る。また「地雷除去に必要な装備を十分持たせず、ロシアが要請した期限を守ろうと作業を急がせた結果だろう」(同前)と推測する。
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source : 週刊文春 2025年12月25日号






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