1月9日、阪神のドラ1ルーキー・立石正広内野手(22)が都内のホテルで開催された「NPB新人選手研修会」に参加した。

「立石は創価大出身。3年の秋に出場した明治神宮大会では新記録となる10安打を記録したほか、打率6割6分7厘、2本塁打をたたき出し、アマ球界ナンバー1スラッガーの呼び声も高い。昨秋のドラフトでは3球団競合の末に藤川球児監督がクジを引き当てた大型新人です」(スポーツ紙記者)

高川学園高(山口)で甲子園出場経験も

 在阪メディアが正式入団前から大きく取り上げ、球団幹部がやんわりと「まだプロで1打席も立っていない子やで」と牽制するほどの鳴り物入り。そんな立石について、ドラ1の先輩であるあの強打者も目が離せずにいるという。大山悠輔内野手(31)だ。

「立石は打棒が強みの一方、守備はイマイチ。大学3年までは主に三塁を守り、4年では二塁に移りましたが、阪神の二塁手には守備力に定評のある中野拓夢内野手(29)がいる。昨年12月の入団会見でも藤川監督は『どこのポジションでも大いに可能性をもってやってもらう』としました。そうなると、一、三塁に加えて外野を守った経験もあるユーティリティプレイヤーの大山の守備位置が流動的になりかねないのです」(球団関係者)

 大山は2022年にも、佐藤輝明内野手(26)の三塁守備の“守乱”により複数ポジションで起用され、振り回された苦い過去がある。26年シーズンは打順こそ5番で固定と明言されているが、守備位置は決まっていない状態だ。

「大山自身も周囲に『今年、ポジションどう?』と聞かれると、『その話はいいでしょ!』と鼻白むなど、ポジションが定まらない可能性に不満げな様子だったといいます。2年前のオフには球団史上最長タイの5年総額17億円プラス出来高の大型契約を結んだだけに、生半可な成績で終わるわけにはいかない。守備の調子は打撃にも影響しますから、守備位置が定まらないのにピリピリするのも無理はありません」(同前)

 さらに、球団も立石の動向に早くも気を揉んでいるという。

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source : 週刊文春 2026年1月22日号