2026年1月1日、伝説のキャスターが世を去った。絶妙な司会でバラエティの寵児となり、やがてニュースの革命児に。光と影をまといながら駆け抜けた18年とその後。関係者への総力取材で明らかになった秘話――。

 

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 ビートルズ来日に日本中が沸いた1966年、詰襟姿の1人の就活生はTBSの試験会場にいた。ニッポン放送の最終面接に寝坊してから、1時間前には到着するよう心がけていた。しかし、あろうことか、受付の人事部に噛み付く。

「またここで何人も落ちるんでしょう? どんな権利があって、あなたたちは人に優劣をつけるんですか?」

 “反権威”を貫いたキャスターの若き日の姿である。

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source : 週刊文春 2026年1月29日号