それほどまで過度のストレスに苛まれていたのだろうか。植田和男日銀総裁の顔が夢にまで出てきたのかもしれない。報道各社の日銀キャップが3人続けて更迭された――。

「植田総裁の就任以降、日銀の政策が“金利のある世界”に転換。この1年は特に、インフレや高市政権の拡張財政で、金利引き上げのタイミングが国内外から注目されてきました。各社の報道合戦も熾烈を極めています」(経済部記者)

日銀の金融政策決定会合。中央が植田総裁

 日銀クラブ(金融記者クラブ)担当の記者たちはこうした日銀の政策決定のほか、大手金融機関の動向をカバーする。その日銀クラブの記者たちを各社で率いているのが日銀キャップだ。

「金融経済を担当する記者の中ではエリート中のエリートです」(同前)

 そのエリートたちの中でまず姿を消したのは日本経済新聞のA記者だった。週刊文春電子版では昨年8月、この事態を詳報。原因は取材相手への情報漏洩だった。

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source : 週刊文春 2026年2月5日号