カリスマ教授が嵌ったソープ接待を「週刊文春」が報じてから10カ月、ついに逮捕者が出た東大医学部の深すぎる闇。接待汚職の魔の手は、トップにまで伸びていた。さらに有名上場企業を巡っても、不可解な「ゼロ円契約」が結ばれて――。
伝統の赤門から5分ほど進むと、東京大学の中でも最高峰の教育研究機関である医学部の研究室に行きつく。接待の“ターゲット”がここを訪れたのは2024年9月7日のことだった。
接待代を負担したのは、一般社団法人「日本化粧品協会」の引地功一氏。先月、東大教授への贈賄容疑で書類送検された男性だ。そしてサービスを受けたのは、東大の前総長だった――。
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「教育研究機関として社会の信頼を著しく損ねることになり、深く心よりお詫び申し上げます」
安田講堂で東大の謝罪会見が開かれたのは、1月28日。藤井輝夫総長と相原博昭副学長は冒頭、30秒超、深く頭を下げ続けた。

「1月24日、同大大学院医学系研究科教授の佐藤伸一容疑者(62)が、共同研究の相手方である引地氏から多額の接待を受けたとして収賄容疑で警視庁に逮捕された。佐藤氏の部下だった吉崎歩・元特任准教授(46)も同容疑で送検されました」(社会部記者)

東大では昨秋にも、集中治療科の医師がメーカーから賄賂を受け取ったとして逮捕・起訴されたばかり。「『汚職だらけ』の医学部の実態が明るみに出て、東大病院の田中栄院長が引責辞任。総長まで陳謝する事態に発展した」(同前)
佐藤氏の事件で世間の注目を集めたのは、東大ブランドと乖離した、異様な接待の中身だ。
「週刊文春」は昨年3月、料亭や銀座の高級クラブに始まり、佐藤氏らが研究を放り出して興じた日中の吉原ソープランド通いなど、「エロ接待」の実態をいち早く詳報。佐藤氏らの要求に応じ続けた前出の引地氏が内実を実名告発したのだ。
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source : 週刊文春 2026年2月12日号
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