楽天グループは2月25日、楽天銀行、楽天カード、楽天証券ホールディングスなどの金融事業を、10月をめどに一つのグループに集約すると発表した。

「楽天銀行傘下に子会社として楽天カード、楽天証券などを置く形が想定されている。子会社は資金調達を銀行から短期で賄えるようになり、数百億円分の金利コスト削減に繋がる。アプリも一つに纏め、利便性向上も目指す」(金融関係者)

 楽天Gの三木谷浩史会長兼社長(60)は、「世界最大のフィンテックカンパニーが登場する」と意気込むが、「なぜ今さら統合するのか」(メガバンク幹部)と、疑問視する声も多い。

モバイルでは苦戦が続く三木谷氏

 というのも、楽天Gは2024年4月、同じように楽天銀行を中心とした金融事業の再編を表明したが、同年9月に携帯通信事業に注力するため、取り下げた経緯があるからだ。

「当時、楽天Gは楽天モバイルへの巨額投資に伴い、償還資金の捻出に苦慮していた。金融事業の再編はその資金捻出のために企図された。ただ、銀行の傘下に証券を収めるため、利益相反の問題もあり、金融庁がガバナンスの観点から難色を示していました」(同前)

 窮地を救ったのが、メインバンクのみずほフィナンシャルグループだった。みずほFGは11月、楽天カードと資本業務提携し、15%弱を出資。これによって、金融事業の再編は見送られたのだ。

「三木谷氏とみずほFGの木原正裕社長は1学年違いで、共に一橋大学出身。2人とも日本興業銀行に入行し、独身寮で生活を共にした間柄です。みずほFGは22年10月に資本業務提携を結び、楽天証券に出資しています」(同前)

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source : 週刊文春 2026年3月12日号