「成功した」と、政府関係者が胸を張る日米首脳会談。イランへの攻撃が続くなか、ホルムズ海峡へ自衛隊派遣は求められず、確かに大失点は無かった。だが、両国政府が発表した文書を読み解くと、大きな齟齬が隠されていた。

 

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 ホワイトハウス至近に位置する「ウィラード・インターコンチネンタル・ワシントン」。200年以上の歴史を持ち「大統領のホテル」とも呼ばれるこの場所は、日米首脳会談における“プレスセンター”としても使われていた。

 3月19日の午後3時40分(現地時間)。地下1階のフロアで報道陣に囲まれていたのは、高市早苗首相が全幅の信頼を寄せる尾﨑正直官房副長官だった。

「会談は、大変成功裏に進み、成功裏に終了したと思っています」

 立ち振る舞いは日本にいる際と特段変わらなかったが、その表情は心なしか満足気に見えた。だが、ある国に関する話題について記者から質問が飛ぶと――。

「どのような具体的な議論があったのか、詳細は差し控えます」

 世界中が注目していた日米首脳会談。その裏で一体なにがあったのか。

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source : 週刊文春 2026年4月2日号