ストーカー規制法違反で逮捕し、つきまといを禁止、被害女性には警察から三度の定期連絡。それでも悲劇は起きてしまった――。男はなぜ、醜悪な執着心を膨らませていったのか。ストーカー犯の凶行を防ぐ手立てとは。
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東京都心部の西北、池袋のランドマークでもある複合商業施設「サンシャインシティ」。3月26日、その2階にある「ポケモンセンターメガトウキョー」、通称「ポケセン」は、午後7時を過ぎても子供連れの家族や外国人観光客であふれ、賑わいをみせていた。
今年30周年を迎えたポケモンは、ゲームからアニメ、トレーディングカードといったメディアミックス戦略を展開し、国内外で絶大な人気を誇る。当日、息子を連れて店内にいた30代の父親が振り返る。
「ポケセンにはよく来るんですが、春休み中ということもあって、普段より客は多かったです。レジにも大行列ができていました」

レジカウンターの向こう側でにこやかに接客を続けるスタッフの1人が、春川萌衣さん(21)だった。
午後7時16分。店内の防犯カメラは、真っすぐに彼女に歩み寄る男――、かつての交際相手、広川大起(26)の姿を捉えていた。柄にタオルを巻き、ゴムで固定した凶刃がその手に握られていることに、周囲が気づくことはなかった。
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source : 週刊文春 2026年4月9日号
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