ホンダが1957年の上場以来、初めて大赤字に転落した。5月14日に発表した今年3月期の連結決算(国際会計基準)で、最終損益が4239億円の赤字となったのだ。
「北米で開発中のEV(電気自動車)三車種の開発・販売をとりやめるなど、EV関連損失が足を引っ張った形です。減損損失や部品メーカーへの補償金など損失は計1兆5000億円を超えます」(大手証券幹部)
EV推進の旗を振ってきたのが、21年に就任した三部敏宏社長(64)だ。トップダウンで果敢な経営姿勢は“暴れ馬”と称されてきた。40年までに全ての四輪車をEVとFCV(燃料電池車)にする「脱ガソリン車」戦略を掲げ、22年にはソニーとのEV関連の合弁会社を設立。高級EV「アフィーラ」の販売計画などを打ち出したが、ほぼ全てが水泡に帰した。

「24年頃からEV減速に備えるべきではないかとの議論がありましたが、三部氏はEV戦略に固執し続けた。一連のプロジェクトにはすでに3兆円余が投じられたとされます」(同前)
反面、三部氏はこの間、高額報酬を手にしてきた。
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source : 週刊文春 2026年5月28日号






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