4月1日にスタートした自転車青切符制度。5月14日、警察庁は開始1カ月間の青切符の交付が全国で約2100件だったと発表したが、一方で制度を悪用した詐欺事件も頻発している。浮き彫りになった課題とは――。
開始直後から猛威を振るったのが「青切符詐欺」だ。
「全国的に多発して、主に高齢者がターゲットです。警察官を騙り、信号無視や一時停止違反などをしたと主張して、反則金を要求するのです」(社会部記者)
共通する手口は、路上で支払いを求めることだ。4月中旬、栃木県小山市では、信号を通過した男性に小山署員を名乗る男2人組が「信号無視で罰金1万5000円ね」と声をかけ、「いま払わないと捕まるよ」と現金を要求。気が動転した男性は言われるがまま1万5000円を渡してしまった。
高齢者だけでなく、10代の若者が被害に遭うケースも頻発している。広島では高校生が道路を曲がる際にハンドサインをしていなかったとして、2000円の支払いを求められた。声をかけてきた男は、警察の制服を模したのか、青色の作業服を着ており、まんまと騙されてしまったという。

では被害に遭わないためにどうすればいいのか。交通政策が専門の桜美林大学の戸崎肇教授が身を守るためのポイントを解説する。
「実際に違反をした場合、青切符に加えて、反則金を支払うための『仮納付書』も渡されます。反則金はこの納付書を持参して、銀行や郵便局など金融機関の窓口で支払う形です。警察官がなんの書面も渡さず、路上で現金を求めることは絶対にありません」
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source : 週刊文春 2026年5月28日号






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