「私には殺意はありませんでした。橋から落下させていません」
2024年4月、北海道旭川市で17歳の女子高生(当時)が、高さ10メートルの橋から転落させられ殺害された事件。主犯格・内田梨瑚被告(23)は殺人罪の成立を否認し、旭川地裁での裁判員裁判は佳境を迎えようとしている。内田被告が一貫して否認を続ける中、犯行を認めた「舎弟」らの証言や公判資料から、その全容が明らかになってきた――。
旭川市の景勝地「神居古潭」にかかる橋から約63キロ下流の地点で、女子高生の遺体が見つかったのは、2024年5月21日のことだった。内田らによる残虐な犯行はその32日前に行われていたとされる。社会部記者の解説。

「起訴状などによると、2024年4月18日、内田被告は女子高生にSNSで自身がラーメンを食べる画像を無断で投稿されたことに因縁をつけ、『舎弟』らを使って電話をかけて女子高生から50万円を要求。旭川市から60キロほど離れた留萌市で女子高生を車に乗せて監禁しました。
その後、旭川市に移動し、殴る蹴るなどの暴行を加えた上に、全裸にさせて地面に土下座をさせるなどした。検察側は、最終的に橋の欄干に女子高生を座らせて何度も怒鳴り『何らかの有形力を行使して女子高生を落下させ』殺害したと主張しています」
検察側の冒頭陳述では、犯行の経緯が説明された。まず、女子高生が内田の画像をSNSに投稿したのが、同年4月18日午後8時31分。事件に関与した少年から女子高生に電話をかけさせ、同日午後9時半ごろ、電話を代わった内田は「家族ごと潰していい?」などと脅した。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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