自社の役員とみられる遺体を遺棄したとして、赤坂のIT会社社長、水口克也被告(49)が逮捕・起訴された事件。水口の周辺ではここ数年、ある異変が起きていたという。

 

「彼は本業以外にも、飲食店経営やDJパーティーの主催など、手広く事業を展開していました。ただ、ある時からカネ回りが悪くなり、周囲と金銭トラブルを抱えるようになったのです」(水口の知人)

 社会部記者が解説する。

「警視庁は今年4月、死体遺棄容疑で水口を逮捕しました。当時、遺体は見つかっていなかったものの、水口のスマホから遺体に関する画像データが見つかったことなどから逮捕に踏み切った。逮捕時の調べに対し、水口は『やっていません』と否認していました」 

 その後、警視庁は殺人容疑を視野に、麻布署に捜査本部を設置。遺体の捜索を本格化させたが、捜査は難航した。

オフィスの家宅捜索に入る捜査員 ©時事通信社

「捜査本部は水口がレンタカーで遺体を運んだとみており、スマホの解析結果などから相模湖や箱根周辺まで捜索範囲を広げていった。しかし、1カ月が経過しても遺体は見つからず、『遺体なき死体遺棄事件』と呼ばれていました」(同前)

IT社長として知られていた水口

 事件が動いたのは、逮捕から1カ月以上が経過した5月29日のこと。東京から遠く離れた静岡県伊豆市の山中で、白骨化した遺体の一部が発見されたのだ。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル