「今春以降、退職者が続出して社内は大混乱に陥っています」

 

 そう声を潜めるのは、円谷プロダクション(以下、円谷プロ)の元社員である。

 

 7月10日、「ウルトラマン」のテレビ放映開始から60年の節目を迎える。7月3日からは映画監督の是枝裕和氏が企画したドキュメンタリー映画「THE ORIGIN OF ULTRAMAN」の公開が始まり、翌4日には新シリーズ「ウルトラマンテオ」(テレ東系6局ネット)も放送される。

 

 周年事業が目白押しで、活気に満ち溢れているはずの円谷プロ。ところが、ウルトラマンもビックリの“闇”が潜んでいて……。

 1963年、円谷英二氏が創業した円谷プロ。「特撮の神様」と呼ばれた英二氏の死後は創業家が跡を継いだが、その後、経営不振に喘ぐこととなり、2010年にはパチンコ関連事業を営むフィールズ(現・円谷フィールズホールディングス)の子会社となった。

60周年を迎えるウルトラマン(円谷プロダクションのHPより)

 そんな円谷プロの異変が顕在化したのは今年4月のことだ。ある業界関係者が語る。

「複数の社員から退職の報告が相次いだのです。『ウルトラマンコスモス』などに出演した著名なスーツアクターをはじめ、長年の功労者が次々にいなくなってしまいました」

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source : 週刊文春 電子版オリジナル