高市早苗首相がG7から帰国した6月18日、「ポスト高市」を狙う林芳正総務相(65)の会食が話題になった。14日の党会合で「志を持ち続けていきたい」と総理総裁への意欲を示したばかりの林氏が向かった先は東京都内の高級イタリアン。会食相手は武田良太・元総務相だった。

「持ちかけたのは林氏。4月20日に予定されていたが当日、三陸沖地震が起きて延期されていた」(政治部記者)

 小誌が報じた通り、小泉進次郎防衛相が地震当日に高級焼肉店で食事したのと好対照で、林氏の危機管理能力の高さを示した格好だ。

衆院選での杜撰な支出も小誌が報じた

 林、武田両氏の「共通の敵」は麻生太郎副総裁。2人は麻生氏が後ろ盾となったグループ「国力研究会」の発起人から外されつつ、林氏は「変な政局にしたくない」、武田氏は「研究会を無力化する」と周囲に述べ、研究会にそれぞれ参加した経緯がある。

 そして今回の会食である。

「驚くべきは『山口県政のドン』こと、柳居俊学・県議会議長が同席していたことだ」(前出・記者)。林氏が地元の重鎮を紹介しただけに見えるが、裏読みする向きも。自民党関係者は、「武田氏が、藏内勇夫・福岡県議会議長との関係を取り持ってほしいと林、柳居両氏に頼んだのでは」。

 藏内氏は目下、高額の海外視察費などの問題で地元で炎上中の身だが、林氏とも関係が深い「福岡県政のドン」。全国都道府県議会議長会の会長も務める実力者だ。隣県の「ドン」同士の柳居、藏内両氏には接点もあり、それをテコに武田、藏内両氏の間を取り持てば、林氏は武田氏に大きな恩を売れるというわけだ。

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source : 週刊文春 2026年7月2日号