他者の非違を糺す検察官には、高い倫理観と清廉潔白さが求められる。
かたや、捜査対象だった女性と不倫交際していたとして、疑惑の渦中にあるA検事(48)。彼の職業倫理の欠如は、いまに始まったことではなかった――。
2023年から24年にかけ、自民党の派閥を続々と解散に追い込んだ裏金事件。当時、東京地検特捜部の主任検事として現場を指揮したのがA検事だ。
「同時期に手掛けたのが、柿沢未途元法務副大臣らが逮捕された、2023年の江東区長選に絡む公職選挙法違反事件です。A検事は選挙スタッフで取り調べの対象だった30代後半の女性容疑者Bと、不倫関係に陥ったのです」(司法担当記者)

捜査終結後、A検事は検察が関係者の事情聴取用に押さえていたホテルにBを呼び寄せて宿泊していた。
「情事の場を公費で賄っていた。さらにA検事はBからスマートウォッチやワイヤレスイヤホンも買って貰っていたようです」(同前)
今年3月、この不適切交際が発覚。A検事は東京高検に異動となり、最高検が事実関係を調査中だ。
東大を卒業して検事に…「俺にはスカウターがついている」
A検事は大阪府出身。奈良県の西大和学園から東大法学部に進み、2000年、司法試験に合格した。検事に任官した2002年以降、東京地検の他、横浜、大阪、水戸、さいたま、松山などに在任し、公正取引委員会の特別専門官も経験している。
「実は、Aの女性好きな面は、かねてから検察内部ではよく知られていた」
そう打ち明けるのは、ある検察関係者だ。

「大阪生まれだが、会話は標準語。ヒラ検事の頃から法廷の傍聴席を眺めて『綺麗な子がいる』とか、司法担当の女性記者を見て『あの子かわいいな』などと話していた」(同前)
女性を見定める力があると思っていたのだろう。「俺にはスカウターがついている」とも豪語していた。
「女性好きが知れ渡って、赴任する先々で『あいつには気を付けろ』と警戒されていた」(前出・検察関係者)
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source : 週刊文春 電子版オリジナル






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