8月13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪問した。大統領に就任してからの26年間で初めてのことである。
敢えて日本の終戦記念日の直前を選んだのは、第二次世界大戦の“戦利品”として北方領土を奪ったことを喧伝し、ロシアが戦勝国であることを再認識させる狙いがあったと見られる。
背景にあるのはウクライナ戦争の苦戦だ。ガソリン不足などで市民生活は徐々に悪化し、支持率は低下。9月の下院選挙に向け求心力を高める必要があった。
今回、ロシア政府が発表した映像からもその意図は明らかだ。プーチン氏は水産加工場を訪問してイクラに舌鼓を打ち、路上で住民とも談笑。戦争の最中でも市民の声に耳を傾ける姿をアピールした。最近は暗殺を警戒し、長時間、屋外に姿を見せる機会は減ったため、異例の演出といえる。

他方、今回の訪問には日本に“2つの復讐”を果たす狙いもあったと見られる。
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source : 週刊文春 2026年8月27日号






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