統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁(83)に、ソウル中央地裁は8月31日、懲役2年の実刑判決を下した。尹錫悦・前政権から便宜を受ける目的で、金建希夫人や側近議員に高級ネックレスやバッグ、現金を贈ったなど四つの容疑で、懲役13年を求刑されていた裁判だ。
政治資金法違反で1年、不正請託禁止法違反と業務上横領で1年という軽い量刑には、理由がある。捜査範囲外だとして、公訴が棄却された容疑があったこと。犯行全般について、教団ナンバー2だった尹鍈鎬・元世界本部長が主導的に計画し、韓総裁は報告を受けて承認する立場だったとみなされたこと。横領の被害者の立場にある教団が処罰を望んでいないこと、などだ。
もっとも、量刑上有利な事情として「宗教指導者として世界平和のために生涯努力してきたとみられること」(判決文より)という不可解な一文もあった。

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source : 週刊文春 2026年9月17日号
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