キワモノ政治家だった彼女は高市首相に急接近。全国39都道府県に後援会を作り、透明度ゼロのパーティ三昧。
カリスマ美容医と再婚夫をたよる彼女の本性に迫る。
「高市内閣の最恐コンビ、恐竜コンビ、私は総理に『ライオン』と最近、呼ばれておりまして。その前が2人で爬虫類ですから、ちょっと進化したかなということを言いながら」
静岡県長泉町で開かれた地元県議の県政報告会。9月12日夕方、黒いスーツの関係者が目立つ会場に現れたのは、鮮やかな若草色のジャケットと黄色のワンピースを着た片山さつき財務相(67)だ。


「昨年10月から約1年、4本の予算、7本の法律を通して1250回国会答弁をしてまいりました」
わずか数時間前に群馬県前橋市で自身の後援会に参加していたはずが、疲れを感じさせない。主役の県議を圧倒する雄弁さで「アベノミクスで飛ばなかった3本目の矢を、積極財政で押して押して押して押して押しまくる」と強調。終わらない演説に女性スタッフが残り時間を示すようなカンペを出すと、「タカイチノミクスの時代、これはベッセント長官も高く評価していますから」と胸を張ってこう締めくくった。
「財務大臣、片山さつきでした!」


◇
その前日の9月11日夜、高市早苗首相が公邸に閣僚を招き、夕食会を開いていた。振る舞われたのは洋食のコース。出席者の1人が「この1年、問題を起こしたのは松本(洋平)文科大臣くらい」と冗談を飛ばし、笑いに包まれる場面もあった。首相からは手土産に、KOSEのハンドクリームなどが配られたという。
「今日まで色んなことを成し遂げてきた思いが総理から温かい気持ちで伝わった」
報道陣の前で夕食会をそう振り返ったのが、片山氏だ。昨年10月の政権発足以来、財務相として、高市氏が掲げる「責任ある積極財政」を推し進めてきた。
「秋の臨時国会では食料品の消費減税を巡る審議が焦点となり、長期金利は3%を突破するなど課題が山積み。日本のリフレ政策に対するベッセント米財務長官からの圧力も強まる中、引き続き重責を担うことになります」(政治部デスク)

だが、片山氏と言えば、つい最近まで“キワモノ政治家”として位置づけられていた。そんな彼女がいかにして、女性初の財務相にまで上り詰めていったのか。
初回登録は初月300円で
すべての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2026年9月24日・10月1日号
お気に入り記事