リタイア後は別荘地でゆっくり暮らしたい。誰もが思い描く優雅な老後生活だが、それはあくまで理想。実際に高齢者が移り住む先はどこなのか。シニアが“次の棲家”に選び取った「本当に住みたい街」を徹底調査した。
60〜64歳の約4割が今の住まいから将来的な住み替えの意向を持っている――。これは内閣府が公表した「令和5年度高齢社会に関する意識調査」が指摘する近年の傾向だ。
「定年後は田舎でのんびり暮らしたい」
そんな理想を描く現役世代も多いだろう。しかし、これらはあくまで検討を含めた「意向」にすぎない。本当にシニアが選び取って移り住んでいる街、そして去っていく街はどこなのか。
そこで筆者は、政府が公表するデータをもとに「シニアが本当に住みたい・住みたくない街ランキング」を作成してみた。具体的には『住民基本台帳人口移動報告』の年報をもとに、2021〜25年の5年間について、65歳以上の日本人移動者の転入・転出者数の合計を全国の自治体で集計した(政令指定都市は行政区単位)。住民票を実際に移動した人の数を積み上げた、リアルな「移住の投票結果」である。
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source : 週刊文春 2026年9月24日・10月1日号
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