アメリカとイスラエルがイランを攻撃したことに対して、イランがホルムズ海峡を封鎖したことで原油の価格が上がっています。日本が中東から輸入している原油の8割がホルムズ海峡を通っているからです。日本としては、中東以外からも入手先を広げようと、アメリカやアゼルバイジャンなどからも原油を輸入していますが、その量はわずか。中東頼みは変わりません。
そこで期待していたのが、ホルムズ海峡ではなく、バブエルマンデブ海峡を通るルートです。ところが、ここは「フーシ派」が支配するようになったと報道されたことで、「ホルムズ海峡の代替ルートにはなりえないのではないか」との懸念が出て、原油価格高騰を抑えることはできないでいます。
それにしても、この海峡の名前、今回のことで初めて知ったという人も多いでしょうね。
サウジアラビアがあるアラビア半島の東側に位置するのがホルムズ海峡で、ここはイランとオマーンの間にあります。世界地図で見ると、一見イランとUAE(アラブ首長国連邦)の間のように見えますが、実は南側はオマーン領。かつて隆盛を誇ったオマーンが、いまも海峡の南側を確保しているのです。
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source : 週刊文春 2026年10月8日号
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