2024年10月15日、午前9時。兵庫県西脇市で開かれた衆院選の出陣式に集ったのは、100人ほどの支援者たち。傍らには選挙の“実働部隊”たる地元議員が並んでいる。
この選挙では派閥の裏金問題で、自民党に大逆風が吹き荒れていた。聴衆の中心で厳しい表情を浮かべたのは藤井比早之氏(55)。今回、総務大臣として初入閣を果たした人物である。
9月17日の内閣改造で最大の焦点となったのが、「ポスト高市」を狙う林芳正総務相の処遇である。
政治部記者が語る。
「官邸側は水面下で留任を打診する動きも見せましたが、結局、高市早苗首相は閣外へ追放しました」
高市首相が後任に据えたのが、「愛国無限」をスローガンに掲げ、政権が進める積極財政にも賛同してきた藤井氏だ。西脇市に生まれ、地元の公立高校から東大法学部へ進学した。
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source : 週刊文春 2026年10月8日号
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