「佐賀のがばいばあちゃん」が一世を風靡したのは、20年近く前のこと。その佐賀の地では目下、“がばいヤバい”知事が権勢を振るっているという。現地に入って取材を進めていくと、次から次へと疑惑が飛び出した――。
「佐賀、さいこう~~!」
イベントに登壇すると、彼は決まってこう言って拳を握る。声の主は、佐賀県の山口祥義知事(61)。就任時から掲げているこのスローガンには、「再興」と「最高」の二つの意味が込められているという。
長いストールを巻く“イケオジ”スタイルがお馴染みで、ピンクや緑などカラフルなスーツやネクタイを身にまとうことも多い。

だが、県職員の1人はこう嘆くのだ。
「目立ちたがりなあの知事はやたら女好きだし、県政も私物化している。“最高”だなんて、とてもじゃないけど言えません」
◇
大隈重信ら、明治維新の志士を輩出したことでも知られる佐賀県。12月の県知事選で4期目の当選を目指すのが、山口氏だ。9月26日には佐賀市内で事務所開きを行い、支援者らを前に決意を述べた。

「両親は佐賀県出身ですが、山口氏自身は埼玉県育ち。鹿児島県の名門ラ・サール高校から東大法学部を経て、旧自治省に入省しました。キャリア官僚時代は、秋田県、鳥取県、長崎県などへの出向を経験。2015年1月の県知事選に出馬すると、新人同士の争いを制して初当選を果たしました。18年、22年の知事選は自民、公明両党の推薦を受けて当選。在任は11年に及び、全国知事会副会長なども歴任しています」(地元関係者)
家族は妻と成人した3人の子ども。初出馬の際には、妻がフェイスブックに「山口よしのりは誠実な男です」とメッセージを寄せていた。今年6月には、知事として子育て環境の整備に尽力したことなどから、「ベストファーザー イエロー・リボン賞」も受賞している。
しかし、そうした“表の顔”とは裏腹に山口氏に付きまとうのが、「女好き」との評判だ。冒頭の県職員が告発する。
「秘書課を通じて、知事を交えた飲み会セッティングの指示が職員に下りてくる。職員は『知事は女の子がいないと不機嫌になるから、誰か来れる人いないかな』と言いながら必死に探すことになるんです」
県主催のイベントではお気に入りの女性タレントがブッキングされることが多く、山口氏が彼女たちに“ボディタッチ”をすることもしばしばだという。
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source : 週刊文春 2026年10月15日号
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