目下、日本列島がインフルエンザの猛威にさらされている。
10月2日、厚生労働省の発表によれば、9月21日から27日の1週間で、全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数は、2万6678人。これは昨年同時期の6.6倍にあたる数字だ。
厚労省担当記者が語る。
「同日の厚労省発表によると、定点あたりの平均報告数が7.17人。全都道府県で流行入りの目安となる1人を超えた。最多は沖縄県の42.50人で、警報レベルの30人を大きくオーバー。県全域にインフルエンザ警報が発表されました」
異例の早さで感染拡大をみせる今年のインフルエンザ。日本では例年、気温が下がり、空気が乾燥する冬季に流行しやすいイメージだが、長崎大学高度感染症研究センターの森内浩幸教授はこう語る。
「東南アジアなど熱帯、亜熱帯の地域では年間を通して特に雨期に感染者がみられます。インフルエンザは決して冬の病気というわけではありません。条件さえ揃えば、夏や秋でも流行するのです」
海外ですでに流行っていたインフルエンザが、訪日観光客を通じて国内に持ち込まれ、早めの流行開始を後押しした可能性もある。
さらに――。今年は8月から9月にかけ記録的な酷暑や大雨が続いた。
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source : 週刊文春 2026年10月15日号
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