9月末、東山紀之がスマイルアップ社長を退任した。その会見で判明した、同社が当事者相手に起こした5件の裁判。なぜ訴訟になっているのか。彼らの声に耳を傾ける。
「東山氏が社長を辞めるそうです。今日、スマイルアップが3時から記者会見を行います」
9月28日の午後1時半過ぎ、本連載の担当編集者の柳原真史から電話があった。
ジャニーズ事務所が最後に会見を行った2023年10月2日から、3年が経っていた。その後、社名はSMILE-UP.に変わったが、実に3年ぶりの会見となる。
会見開始まで1時間半しかない。会見の仕切りは新聞・テレビが加盟する司法記者クラブで、私が参加できる保証もない。それでも、久しぶりに公に姿を見せる東山紀之が、社長退任にあたって何を話すのか聞いてみたかった。
都内の会見場は、ホテルの宴会場を借り切って行われた3年前のジャニーズ事務所の会見とは打って変わって、記者席は20しかなく、私はなんとか末席に滑り込んだ。
定刻になり、黒のスーツ、黒ネクタイを締めた東山紀之、CCO(チーフコンプライアンスオフィサー)で弁護士の山田将之と顧問弁護士の木目田裕が現れた。
真ん中に座った東山が口を開いた。
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source : 週刊文春 2026年10月22日号
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