今回の文春俳壇は、特別編。「俳句の醍醐味は句会」とはよく聞きますが、なかでも皆で外へ出かけていって句材を探し、即興で俳句を作る“吟行句会”は初心者でも気軽に楽しめる知的な大人にぴったりのレジャーとか。というわけで、実際にやってみました!
長く続いた秋雨があけた10月初旬、文藝春秋に集合したのは、「文春俳壇」選者をつとめる俳人の大井恒行さんに、俳句歴15年の落語家・春風亭昇吉さん、日本語マニアながら俳句はウルトラ初心者というマライ・メントラインさん、そしてマライさんの夫の神島大輔さん(&8カ月の娘さん)の4名。

初対面の挨拶を交わしたあと、まず大井さんに“吟行”のコツについてレクチャーをお願いすると……。
「コツは、特にありません(笑)。見たものを俳句に詠む、あとは自由です」と大井さん。

「そもそもなぜ吟行をするかといえば、長く俳句をやっていると、だんだん“頭で”作るようになって新鮮な発想が生まれなくなってしまうから。家に引きこもっていないで表へ出て、目の前にあるものをよく観察し、その日得た新しい感動を詠もうじゃないか、というのが目的なんです」
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source : 週刊文春 2026年10月29日号
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