加齢に伴う心身の衰えを放置してはいけない。将来の健康寿命延伸のために、適切な筋トレが必要だ。そこで小誌は専門家たちの指導の下、自宅で安全にできる「フレイル撃退体操」を厳選。5種類をイラスト付で紹介する。
「歩くのが遅くなったかもしれない……」「食事中にむせることが増えて来た」
最近こんな症状に悩んではいないだろうか? それはフレイルの兆しかもしれない。
巷でよく耳にするフレイル、どのような症状なのか。東京科学大学の佐久間邦弘教授が解説する。
「フレイルとは加齢に伴って心身が弱ることで、健康な状態と要介護の状態、その両者の中間の状態とされます。筋力低下だけでなく、社会的孤立や認知機能の低下など高齢者を取り巻く状況全般の衰えをさします」

フレイルは65歳以上の高齢者の約1割を占め、“予備軍”のプレフレイルも含めるとその数はおよそ1800万人に上るとみられる。つまり、高齢者の2人に1人がフレイル関連の状態にあるだけに社会への影響も大きいのだ。
自分がフレイル状態になっていないかどうか、チェックする簡単な方法もある。
☑体重 この半年で意識的に減量していないのに2キロ以上体重が減った。
☑筋力 ペットボトルの蓋が開けられないことがある。
☑疲労感 ここ2週間わけもなく疲れた感じがする。
☑歩行 横断歩道を青のうちに渡りきれないことがある。
☑運動 軽い運動を週に1度もやっていない。
三つ以上該当ならフレイル、一つ~二つ該当ならプレフレイルの疑いがある。
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source : 週刊文春 2026年10月29日号
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