「もっと強い方と戦いたい。上を目指したいという気持ちから、権利を行使することを決めました」
10月26日、会見で西山朋佳女流四冠(31)はこう語り、女性初の棋士となることを表明した。
これまで“プロ”の棋士となるには二つの道があった。一つは奨励会に入会して三段リーグで2位以内に入り、四段に昇段すること。もう一つは棋戦で所定の成績を収めると受験可能となる編入試験に合格すること。女流誕生から52年、辿り着いた者はいなかった。
しかし昨年、女流タイトルの白玲を通算5期獲得すれば、棋士資格を得られる新制度が導入された。昨年までで4期獲得していた西山は今年10月10日、福間香奈女流四冠を下し、見事に規定を満たしたのである。

大阪府大阪狭山市出身の西山が将棋を始めたのは、小学1年生の時に父と姉の対局を見たことがきっかけだったという。西山は道場に通うようになり、一方の姉は囲碁の道を進む。将棋ライターの小島渉氏が語る。
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source : 週刊文春 2026年11月5日号
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