「はっきり言って驚きました。自分の知らないことがずっと書かれているわけですもん」
戸惑いを隠さないのは、「日本中学生新聞」創刊者の高校1年生、川中だいじさん(15)だ。驚きの原因は、『新聞記者』(角川新書)の著書も持つベテラン記者・東京新聞の望月衣塑子氏(51)である。
問題となっているのは、9月に望月氏が神戸女学院理事長の内田樹氏と出版した対談本『常識なき世界を生き延びるために』(朝日新書)だ。

望月氏は、「日本中学生新聞」を創刊し、選挙や大阪・関西万博の問題点などを報じてきた川中さんに言及し、〈気概を持っている〉と紹介。ところが、川中さんに関する望月氏の発言は間違いばかりだったのだ。
川中さんと自分の息子を間違えて…
川中さんはXで、次のように誤りを指摘している。
〈「川中くんは周りの子から『老害』と言われたり」とありますが、そのような事実はありません〉
ほかにも、学校の先生に壁に貼った新聞を剝がされたとするエピソードや、日本中学生新聞を創刊した経緯が誤っていたほか、〈(註・望月氏の)息子は政治に関心があって『日本列島改造論』などを読むような子〉と発言した箇所の〈息子〉が、実は川中さんであったことなど、理解に苦しむ誤りも含まれる。
川中さんはその後、代理人の弁護士を通じて、朝日新聞出版側に販売中の書籍を回収を含め、誤情報の拡散防止措置を求めた。朝日新聞出版は10月27日に「お詫びと訂正」を出して、誤っていた箇所を修正・削除。さらに11月1日には、本の販売中止を発表した。

読んでみたら、「全然違うやないか」
「週刊文春」は、改めて川中さんに話を聞いた。
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source : 週刊文春
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