「立ち食い」という斬新な営業スタイルに加え、厚切り肉を低価格で提供するコスパの良さで飲食業界に新風を巻き起こしたステーキ企業。ところが、その“看板”がいつの間にか……。
2013年、銀座に1号店をオープンした「いきなり!ステーキ」。健康にいいとされる“赤身肉”ブームにも乗り、19年には全国に約500店舗を展開した。
「しかし過剰出店で、自社の店舗同士が顧客を奪い合う『共食い』が発生。さらに営業スタイルを真似た同業他社も続々と現れた。運営会社のペッパーフードサービスは19年12月期に赤字に転落。さらにコロナによる客数減が追い打ちとなり経営危機に瀕しました。この2年で不採算店舗の撤退を加速させ、現在は国内223店舗となっています」(業界アナリスト)
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source : 週刊文春 2022年2月10日号