【写真】田中聖、刻まれた栄光の記憶

　マスク越しにも分かるやつれた表情に乱れた髪。終始うつむきながら警察車両に乗り込む姿には、アイドル時代の面影はなかった。

　覚醒剤取締法違反の疑いで2月24日に逮捕されたKAT-TUNの元メンバー田中聖（こうき）容疑者（36）。2013年に脱退し、その後ソロで活動する彼を乗せた車は26日早朝、勾留先の愛知県中警察署から地検へと向かった。

「逮捕後の25日に行われた尿検査では陽性反応が出たものの本人は『弁護士が来るまで何も話しません』と供述しています」（捜査関係者）

　田中容疑者と言えば注目されるのは全身のタトゥー。それらには、ある特徴が見えるという。都内のタトゥースタジオ店主が語る。

「胸のツバメは自由の象徴で『必ず家に帰る』という意味がある。昔に戻りたいという心理の表れでしょう。ハートの半分は満たされておらず、彼が抱える寂しさも感じられます。左腕に刻まれたジャニーズ事務所入所日を消していないことから芸能界に未練があるのでしょうね」

　左耳の後ろに刻まれたサイコロにはかつてのメンバー数と同じ“6”のような目が。デビューシングルがミリオンを記録し、順風満帆だった彼はどこで道を踏み外してしまったのか。

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source : 週刊文春 2022年3月10日号