夏の参院選に向けた候補者選びが大詰めを迎えている。過去3連敗中の自民党長野県連が背水の陣で擁立方針を固めたのは、あるご当地タレントなのだが……。
「僕は前向きな気持ち。信州にお世話になったんで」
3月9日の記者会見で、参院選出馬への意欲を明らかにした、タレントの松山三四六(さんしろう)氏(51)。全国的な知名度はないが、長野県内では超有名人だ。
地元記者が解説する。
「東京出身で、小中学生の頃に柔道の大会で優勝し、将来を嘱望された。明大中野高から明大柔道部に進むもケガで挫折し、吉本興業から芸能界入り。本名は秦光秀で、芸名は柔道の姿三四郎と、彼が師と仰ぐ歌手の松山千春にちなみます」
ものまねタレントやラジオDJとして活動する中、1998年に番組で共演した女優の網浜直子と結婚。01年から仕事の拠点を長野へ移すと、番組で熱く生き方を説く“説教キャラ”でブレイク。地元テレビ局やラジオ局の冠番組を多数持ち、ローカルタレントとして不動の地位を築いてきた。
だが、三四六氏には2年前から地元で囁かれ続けるある“疑惑”が――。
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source : 週刊文春 2022年3月24日号