「女性の方々が心に深い傷を負ったことに間違いはございませんので、深くお詫び申し上げます」
突如ツイッターでこう謝罪したのは、名脇役として活躍してきた木下ほうか(58)。小誌は先週号で木下から「性被害を受けた」という女優らの告発を報じたが、その後も木下からの被害を訴える声が続々と寄せられていた。
これまで小誌の再三の取材申し入れに沈黙を貫いてきた木下だったが、新たな告発について3月28日朝に質問状を送ると、その日の夜に冒頭の通り謝罪し、芸能活動の無期限休止を発表したのだった。
前号の電子版発売日の23日、木下がLINEで、「文春に書かれてしまい、ご迷惑おかけするかもしれませんが申し訳ございません」と送った恩師がいる。16歳だった木下が初めて出演した映画「ガキ帝国」の監督・井筒和幸氏(69)だ。井筒氏が明かす。
「記事の内容が事実か確認しようと電話をしてもまったく出なかったね。(今回の一件は)情けないの一言ですよ。救いようがないね」
木下は「井筒監督に会わせる」と恩師をダシに使い、女優らを誘い出していた。
「監督やプロデューサーに会ったところでキャスティングなんて決まらない。そんなコントみたいな世界じゃない。映画業界全体がそんなことをやっていると見られるのは心外です」
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source : 週刊文春 2022年4月7日号