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〈写真入手〉雨の中で正座、首を絞められ、腹に膝蹴り…日大空手部の暴力“恐怖支配”

「週刊文春」編集部

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「3月27日の午後10時から2時間もの間、学生寮の屋上で正座をさせられたんです。この日は小雨が降っていて非常に寒かった。ですが、僕たちは部屋着1枚で裸足。新4年生のキャプテンたちが見張っているので逃げることもできませんでした。解放される頃には日付が変わっていた。これだけではありません。キャプテンによる下級生への暴力・体罰が日常化しているんです。今の時代、このようなことが許されるんでしょうか……」

 声を震わせてこう明かすのは、日本大学の体育会空手部に所属する学生Aさんだ。

 
正座させられる下級生たち

 昨年、脱税容疑で田中英壽前理事長が逮捕・起訴され激震が走った日本大学。3月29日、東京地裁は田中被告に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。田中前理事長と決別し、組織のガバナンス改革に邁進する日大の新執行部。ところが今、「週刊文春」の編集部に、体育会空手部に所属する学生たちから次々とSOSの声が届いている。

 日大の体育会といえば、2018年にアメリカンフットボール部の「悪質タックル」問題が世間の注目を集めた。試合中、日大の選手が無防備な状態の関西学院大の選手に背後からタックル。関学の選手は腰椎を損傷する怪我を負った。この一件で、日大の内田正人監督とコーチが最終的に除名処分となった。

 今回、問題が起こっているのは空手部。一体、何が起きているのか。

「酒乱で酔うと殴る。誰も手を付けられない」

 冒頭のAさんが語る。

「日大の空手部には、『ミスを犯した下級生には懲罰的な正座をさせる』という伝統がある。朝の掃除で汚れを残したままにしたり、寝坊したりという小さなミスが積み重なると、上級生から正座を命じられるのです。長時間の正座はかなり辛い。昨年5月に正座を命じられた時は、2人の部員が貧血で倒れてしまいました」

 Aさんによると、「正座させられる時間は長くても1時間程度。辛いけど、これまでは受け入れていた」という。ところが、昨年11月にキャプテンが交代。それを境に状況が変わっていったという。

 空手部員のBさんが明かす。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル

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