〈今、現実に誤報を食い止めることができるのは自分しかいない〉

 安倍晋三元首相の取材を巡り、週刊ダイヤモンドに介入した理由を自身のnoteにそう綴ったのは、朝日新聞編集委員・峯村健司氏(47)。だが、彼は過去に……。

青山学院大客員教授の肩書きも(峯村氏のツイッターより)

 朝日関係者が言う。

「ダイヤが安倍氏に核共有に関する取材を行ったのが発端でした。記事の中身について安倍氏に相談された峯村氏は『顧問』を名乗り、ゲラの確認を要求したのです。ダイヤは編集権の侵害として抗議。峯村氏は4月20日に退社予定でしたが、停職1カ月となりました」

処分を報じる朝日記事(4月7日付朝刊より)

 その後、峯村氏はnoteで、〈(ダイヤの記者に)事実確認を徹底するように助言をしました〉などと反論したが、

「『事実確認を徹底するように助言した』という事実もありません。当社は峯村氏との通話内容を記録しており、その記録に正確に基づくものです。noteの内容は当社の信頼性を損なうものであり、非常に遺憾です」(ダイヤ編集部)

 そもそも峯村氏とはどんな記者なのか。

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source : 週刊文春 2022年4月21日号