「イエーイ!」
よく通る明るい声が、午後一番の劇場に響いた。声の主は天海祐希。
4月12日、東京・渋谷の劇場「シアターコクーン」で上演中の舞台「広島ジャンゴ2022」の開演前。出演者やスタッフの視線はちらちらと、脚本と演出を手掛ける劇作家・蓬莱竜太氏(46)に向けられていた。

どこかバツが悪そうに頭をかく氏に助け舟を出すべく声を発したのが、鈴木亮平とともにダブル主演を務めている天海だった。
前日夜、「フライデーデジタル」が蓬莱氏と女優・伊藤沙莉(27)の同棲を報道。
「報道にはなんとなく触れられない雰囲気でしたが、天海さんが手を振りながら冷やかしたので、現場が少し和みました。蓬莱さんは恥ずかしそうに頭を下げていましたが」(演劇関係者)

バツの悪い蓬莱氏をよそに、好感度を上げたのが相手の伊藤。同誌による直撃取材に「えー、まじで、まじで。こういう感じなんですね(爆笑)」などと笑顔で対応。その後、自身のSNSでも〈ひとまず、温かく見守っていただけると幸いです。#18歳差〉と交際を認めたのだった。
伊藤は昨年のブレイク女優ランキング(オリコン)1位。昨期の月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジ系)では主人公(菅田将暉)と信頼で結ばれる刑事を演じた。子役を振り出しに20年近いキャリアで培った実力と、親しみやすいキャラクターを併せ持つ。
実兄で漫才コンビ・オズワルドの伊藤俊介も、SNSで「M-1も妹もおじさんに獲られました。一旦辞めさせて頂きます」と、錦鯉に敗れた昨年の「M-1グランプリ」を引き合いに出し、嘆き節で妹の交際を“祝福”した。

一方の蓬莱氏は2009年、「演劇界の芥川賞」とも称される岸田國士戯曲賞を受賞。自ら立ち上げた劇団の舞台以外にも外部作品を手がける、「今最も稼げる劇作家」の一人だ。
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source : 週刊文春 2022年4月28日号